Creator's Blog,record of the designer's thinking

研究者の頭とクリエイターの感性で、書き、描き、撮り、制作しています

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

私の小さな旅100. 森の木立

ここまでくると上高地は近い、だが歩いていても汗をかくようなことはなく、10月の初めにしては、むしろ少し肌寒いぐらいだ。この日は、南の低気圧に北からの空気が引き込まれて冬を感じさせてくれる下山路であった。森の木立が小気味よく立っている。 ところ…

私の小さな旅99. 今のトレンド

私の旅シリーズもきりがよいので100回で終わりにしよう。終わりにしたら次の企画・・・ないですねぇー。双方向に近いFacebookと比較すると、このown wayのブログも、今では、少しばかり古くさいシステムのように感じられる。 それでいてもう5年間も文章を書…

私の小さな旅98. 冬の冷気

うーん、シャープな広角ズームだ。こういうのが撮影できると、このレンズでも良いのかと思ってしまう。デジタルペンもEP3にモデルチェンジしてから、画像が良くなった。特にメーカーは、それをプロモーションしているわけではないが、随分と色調が落ち着いて…

私の小さな旅97. 帰途

徳沢園まで降りてきた。ここまでくると文字通り高原の空気だ。いつもここで下山の時はお昼にする。選択肢はあまりなく、徳沢園のカレーライスですね。この辺りまで来るとオリンパスペンも肩からぶら下げっぱなしだ。植物などの接写や風景を撮りながら下る。…

私の小さな旅96. 疲れた

涸沢を下り、本谷橋をわたり少しゆくと、特徴ある明神岳の岩場が見える。金精様のような岩場がいつも特徴的な姿である。ここまでくると登山路も少し緩やかになってくる。横尾山荘も近い。 こういうとき晴れている山行だと、風景が見えて良かったとすこしばか…

私の小さな旅95. また来年

涸沢の谷を降りてくると、ここが今年最後の奥穂の風景である。稜線部はガスが出ていて隠れている。まもなくの紅葉がすぎれば、ほどなく雪が降り冬山となる。また来年と心でおもいながら、下山路していった。みんなそんな気持ちで奥穂へのビューポイントを通…

私の小さな旅94. 山から帰ると元気になる

ナナカマドの赤い実がついている。ほどなく葉も真っ赤になって紅葉の最盛期を迎えるのに、あと一週かもかからないだろう。 ところで山から帰ると、体は疲れていても翌日は何故か体と意識が大変元気になるのが不思議だ。やはり日頃のストレスがなくなったのか…

私の小さな旅93. 文章を書く練習!

このブログを書き始めたのが2007年8月15日だから、もう5年が経過した。その間PCの不調などでゼロからの刷新をはかり、ブログのバージョンを更新し、ver3としてから、もうカウンター数が8000人を超えている。少ないとはいえ、訪れてきた人々には大変感謝して…

私の小さな旅92. さて下山

さて下山である。一泊の僅かな滞在であったが、天気もよかったので、満足の下山である。 下山の時はステッキをついて歩く方が、膝への負担がすくない。私は、ステッキとばかにしていたが、実は登山のときも役に立ち、そのときは2本使うのが具合がよいようだ…

私の小さな旅91. 山小屋の建築

仕事柄、山小屋の建築を考えるというのも楽しい話である。なにしろ自然環境の厳しいところに立地するわけだから、そうした環境に耐えられることはもちろんのこと、多くの人間達を受け入れて、食事と排泄の面倒をしなければならない。そのための物資と排泄の…

私の小さな旅90. オタクな話

グンと広角ズームで朝の北穂高岳。涸沢ヒュッテに泊まり北穂や奥穂高岳にもでかける人は結構いて、ベースキャンプの涸沢ヒュッテです。 さて今日は、少しオタクな話。先日発売されたオリンパスE-PM1を触ってきた。噂通り軽いですね。さて問題はボディの色で…

私の小さな旅89. 短い夏

今週も、ようやく半分過ぎた。忙しいときは、息も絶え絶えすごしているといってよい。あと二日行けば仕事もかたがつく。こういうときは、一日寝ていたいと思う。せっかく京都にいるのだから、京都の休日を過ごしたいですよ。 といって京都は、この時期寝過ご…

私の小さな旅88. 疲れたぜ!

ここのところ。このブログもはやだしをしている。こうなると、今日は疲れたなどと書こうものならば、それっていつの話だい、とチャチャを入れられそうだ。書いているのは月曜日の夜だったりする。 このところ学生達の卒業論文の締め切りが近いので、連日夜9…

私の小さな旅87. 90mmの妙

広角ズームレンズだけでは、この風景はもったいない。そこでポケットにいてれいたエルマリートに付け替える。あらあら、奥穂高岳の稜線がちゃんと撮れるではないか。それにエルマリートは立体的な絵が撮れるだれど。 以前だったら200mm位までのズームを使用…

私の小さな旅86. 色調

紅葉の始まりだ。実はオリンパスペンE-P3のiFinishという撮影モードは、実際より随分発色がよい。このときはナナカマドの赤い実は事実なのだが、葉りほうはこれほど鮮やかではなかったという記憶がある。 それでも機材は、オオッ紅葉だ!ならば色調はこれだ!!…

私の小さな旅85. 朝一番の風景

朝は、周囲の早起き組の物音で3時半頃に目が覚めた。外はまだ暗い。布団の中で少しまどろんでいるというのが、どこか心地よい。程なく4時には部屋の明かりがついた。 ペンE-P3もエルマリートから広角ズームに付け替えた。今日はこれで行こうというわけだ。…

私の小さな旅84. 満天の星

夜9時には山小屋の照明も消されてしまうので、いやでも眠るほかない。そんな寝る前のひととき空を見上げると、ガスが晴れて満天の星空であり、感動ものである。こんなたくさんの星空は、都会ではまずみることができない。 こういうときは、さすがに三脚が欲…

私の小さな旅84. 満天の星

夜9時には山小屋の照明も消されてしまうので、いやでも眠るほかない。そんな寝る前のひととき空を見上げると、ガスが晴れて満天の星空であり、感動ものである。こんなたくさんの星空は、都会ではまずみることができない。 こういうときは、さすがに三脚が欲…

私の小さな旅83. 山の価値基準

山小屋の楽しみは三つ。一に風景、二に就寝、三に食事である。食事といっても特にこだわった料理ではなく、街の定食屋並みのなのだが、それでも、登山で疲れた体には、旨いのである。 昔は山小屋の食事はまずさの典型だった。だからご飯には、ふりかけを持参…

私の小さな旅82. 1枚の布団に4人寝る!

夕方涸沢ヒュッテにたどりつく。天気予報が雨だったので、キャンセルがでたそうで、今日は一人布団1枚で寝られるという幸せな山小屋泊まりである。 部屋にゆくとすでに布団が敷いてあり、1枚の布団の頭と足下に枕がそれぞれ二個づつ並べてある。シェーッ1枚…

私の小さな旅81. 登山靴

涸沢ヒュッテが近づいてくると、ナナカマドが色づきだしている。しかし葉の色があまりよくない。今年はいまいちの紅葉だろうか。 話題は変わるが登山靴の底は厚いラバーで作られている。実はこのラバーが5年ぐらいで予期せず突然劣化するのである。それも山…

私の小さな旅80. ウサギと亀の寓話

横尾から3時間ぐらい歩くと、ようやく正面に奥穂高岳と涸沢ヒュッテやキャンプ場が見えてくる。当然ここで小休止。 多分雨上がりの晴天模様というのが幸いしたのか、 午後の時間で奥穂高にガスがかかっていないというのはラッキーだ。そこそこに紅葉が始まっ…

私の小さな旅79. 撮影気分は温存して

横尾山荘を後にすると、あとは登り坂しかない。ここから3時間半ぐらいかけて涸沢までの登りが続いている。 マクロレンズは、接写が苦手だという説を裏付けるような今日の画像。正確に言えば、レンズが苦手なのではなく、被写界深度が浅いので、こちらの腕の…

私の小さな旅78. 横尾

横尾は、涸沢と槍ヶ岳と蝶ヶ岳の分岐点である。朝上高地を出ると少し早いけど、ここで昼飯となる。横尾山荘でいつも普通のラーメンをすすることになる。さっぱりした醤油ラーメンだが、山ではことのほか美味しく感じられる。長い距離を歩き、空気がうまいと…

私の小さな旅77. 二重苦

いつも夜に翌日のブログを書くことが多いのですが、そういうときは水割りを眼前において、寝る前にしこしこ書いています。ああっ、今日はつまみのチーズを買いそびれた(笑)。 涸沢ヒュッテのHPによれば、今年は色づきが今ひとつのようです。例年に比べると少…

私の小さな旅76. ヒーローが去る

昨日は、アップル会長スティーブ・ジョブスが亡くなったというニュースが世界を駆け回った。オバマ大統領は、「彼がつくったプロダクトで彼の死を知る、それこそ彼の本望だろう」という記憶に残るコメントを発表した。 ジョブスの最大の功績は、ユーザーオリ…

私の小さな旅75. シダの群落

森の中を歩いていると、時折シダの群落を見かける。どこが原始的な形態で個人的には、好きな植物だ。そんな植物観察をしながら、涸沢を目指した。 横尾までは比較的平坦な道が続くので、撮影行脚をしながらでないと、少し退屈してしまう。登山者もこのあたり…

私の小さな旅74. 意識の変化

梓川に沿って撮影行脚をしながら登ってゆく。 相変わらずライカ・エルマリートは、シャープな写りをしてくれる。今気になるのがオリンパスの12mmの単焦点レンズだ。価格からすればきわめて高いが、はたしてライカ・エルマリートのような解像度が期待できるの…

私の小さな旅73. 抜けるような晴天!

上高地の翌日は、雨予報とはことなり、抜けるような晴天!。絶好の登山日よりであり、やったぁという気分であった。 朝7時過ぎに淸水屋を出発し、涸沢への道を歩いてゆくと、抜けるような空と樹木の間から漏れる光が美しく、朝の森林浴を楽しみながらの登山路…

私の小さな旅72. 岩魚の唐揚げ

私は、今年の夏休み休暇を取らなかったので、週末はせめて北アルプス・涸沢へ紅葉を見に行こうというのが、登山の動機だった。 金曜日の上高地は低気圧が通過する影響で雨模様であった。このまま山に登れば、猛烈な雨と風が吹いているガスの中五里霧中でを登…