Creator's Blog,record of the designer's thinking

研究者の頭とクリエイターの感性で、書き、描き、撮り、制作しています

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

番外編578. スキニーな女達

YouTubeを見ていると、今の時代の人間の関心の置き所が見えるようだ。 その一つはイベント志向。大なり小なり面白ければよく、突発的ではないにしてもキャッチコピーで聴視者をつり、演出も演技も舞台も選び・・・、といった具合に手間をかけ、数百万回とい…

番外編577. iPhoneの利用頻度が高い

動画を撮影するようになってから、静止画は動画から切り出せばよいさとイージーに考えるようになった。そしてiPhoneの利用頻度が高い。特に13proにしてから、コンデジの標準ズーム範囲がiPhoneでフォローできる。広角も望遠もマクロも何でもこなし、背景もち…

番外編576. 構えない事!

撮影するときに構えない事、という言葉がある。それには2つの意味がある。 1つは意識が構えないという事。2つは文字通り機材を構えないことだ。 前者の意識として構えないというのは、よりよく撮るという意識を持たない事。おおっ!、素晴らしい紅葉に遭遇し…

番外編575. シンギュラリティ

シンギュラリテイーという言葉の意味をWEBから引用する。「シンギュラリティ(技術的特異点)は、人間の脳と同レベルのAIが誕生する時点を表す言葉。1980年代からAI研究家の間で使用されるようになった言葉で、人間と人工知能の臨界点を指す言葉。つまり、人…

番外編574. ホテルのベランダから・・・

沖縄Mr.KINJOのホテルのベランダからの写真は、私固有の意味づけがある。僅かの間に建築が一つなくなったりする。あの売れそうもないステーキ屋がはいっていたビルだった。新型肺炎の流行で閉店していた。もちろん建築的には現代様式だが設計が下手くそでダ…

番外編573. これでいいんじゃない・・・

私のブログのカテゴリーにPhotographic Equipment(141回)がある。つまり撮影機材溺愛論。YouTubeでは新製品機材の動画が数多くアップされており、そして私自身が溺愛に飽きた!。 その要因はiPhon13proだ。いつも持ち出しが容易でポケットに入ってる事すら…

番外編572.  YouTubeチャンネルのヘッダーを作成してたときに考えたこと

年末に、沖縄の画像の映像を作成していた。時を同じくしてYouTubeのサイトが更新されたので、これまでに制作した筆者の動画が一覧でき(注1)、随分使いやすくなった。ならばチャンネルトップのヘッダーでもつくろうか・・・。 原稿をイラストレータで作成しjp…

番外編571. 電気屋でレンズの修理!

リュックの中に機材を投げ込んでおいたら、SONYのレンズ鏡胴に傷がついていた。マニュアルフォーカスが動かない。 ならばSONYへ修理だ。といってサービスセンターは大阪ミナミだし、梅田のソニープラザだって京都から1時間かかる。ブラウザをくくると京都に…

番外編570. 腕時計にまつわる話

YouTubeに実業家達の画像から読みとった腕時計の観察が映像になっている。金額はおおよその数値。○Appleのスティーブ・ジョブス:センコーシャリオ2.2万円。○ウォーレンバフェット:ロレックス・デイデイト118238(310万円)。○ビル・ゲイツ:カシオDuroMDV-106-1…

Fieldwork780. しまり雪の京都

数日前から上空1500mm以上に-12℃の寒波が来るという報道。不要不急な外出は控え食料を備蓄しお家にこもってくださいとNHK・・・。ホウ、それがどうしたかい!?。1月24日の夕方は確かに雪が降りだした。キー局のメディア現場報道では「史上最高の寒波です!」。…

Fieldwork779. 底冷えのする京都・冬の空

1月23日の週は、-12℃の寒波が上空1500mのところにやってきて日本列島全体を覆うという天気予報が出されていた。ほんまかいなと半信半疑。 最近冬の天気予報は厳しめに発表される。きっと-12℃の寒波は日本列島の1/2位までじゃないか!?。それでも京都は多分雪…

Fieldwork778. こちなんぷうの京都

エルニーニョ現象で偏西風が蛇行し、それによって大寒波が日本にくるのが最近の日本の気象である。しかし寒波の合間には南東方向から暖かい風が吹き込み、日だまりの縁側で猫とひなたぼっこをしていたい程の心地よい日もある。それが「こちなんぷう」である…

Fieldwork777. 冬ざれの京都

冬ざれちいう言葉は、草木が枯れ果てて寂しい冬の風物や光景をあらわす。といっても京都は街のなかだから、草原の冬ざれよりは少しましだろう。といって寒いことに変わりはない。 昼過ぎに目覚めて1日中デスクトップのマックで仕事をしていると、夕方決まっ…

Fieldwork776. 京都・寒気ことのほか厳しく

2023年1月10日、今日は本ゑびすだ。先日招福祭に出かけたからここはパスして、いつもの散歩コースをゆく。 清水さんの参道入口まで来たら、冬固有の寒々とした夕焼け空が綺麗だ。この後は陽が沈み暗くなるほかない。ならば産寧坂を下っていつものコースにゆ…

Fieldwork775. 京都・十日ゑびす招福祭

2023年1月8日、京都・十日ゑびす祭に出かけた。折から新型コロナ感染第8波がピークを迎えようとしている頃である。お祭りは毎年大盛況であり、歩くのもはばかれる人混みは、こんな時期はやだなと思われた。 そこで宮川町を上がり神社の裏口からゆくことにし…

Fieldwork774. 京都・暦の果て、大晦日

2022年の大晦日。京都の街が暗くなってからいつもの散歩に出た。夜の東山界隈も綺麗だと思われる。目指すは八坂神社の京都古来の伝統行事おけら詣りだ。神官がお祓いをして清めたたき木に火が灯されると神様が宿る。庶民は、その火を縄の先に灯し、火が消え…

Fieldwork773. 京都・冬の川、そして福玉

歳が超すまであと2日。年末いつもの散歩コースを歩いた。鴨川には鷺が舞い、青い氷のような川の色は冬の気配が漂う。 清水寺にあがると陽が沈む時間だった。今日のテーマは川と夕陽か・・・。あと一つ欲しいが、もう舞妓さん達は実家に帰っただろうから、す…

Fieldwork772. 冬立つ京都

冬立つとは俳句の季語である。『 冬立つや 背中合わせの 宮と寺 』正岡子規意味は、立冬の日だ。背中合わせのように神社とお寺が建っているそうだが、京都では神仏習合は、よく見られる風景だ。 2022年12月20日の京都の寒さは、私も経験したことがないほど冬…

ドローイング695. 小説:小樽の翠619.  幕間 この小説を書き始めた頃

予約投稿で「小説:小樽の翠」を書いているから毎月10回分のスペースを先作りしている。そんな空欄スペースをみながらクリエイションするのかと思うとゾッとして大いに眼をそむけたくなる。それでも何かの切っ掛けで描き始めると少し没頭して10回分のドローイ…

ドローイング694. 小説:小樽の翠618. ナイトフライト

今日は、翠は日勤だ。アチキは、郊外へ車で写生に出かけた。昨日の青空は見えず、といって吹雪でもなく、つまり冴えない曇天なのだ。絵にならない風景だな。 アチキは、その場で描くと言うよりも自然の木々や湖水の見え方の観察に近い。スケッチのメモ書きを…

ドローイング693. 小説:小樽の翠617. はえぎわのわらしつくれ!!

昨日から車を借りっぱなしにして家の前に置いてある。いつも同じ時間帯の風景ばかりじゃつまらない。たまには一念発起して朝陽を描こうと目論んだからだ。それに街が動き出す頃には道路の除雪も終わっているだろう。 翠は夜勤だから1時間後には帰ってくるだ…

ドローイング692. 小説:小樽の翠616. 雪国的暮らし方

小樽の街もホワイトアウトしている。翠が病院の仕事を終えて帰ってくると真っ先に風呂に入る。それから夕飯だ。それも済ますと寝るほかない。暖まっているうちに眠りにつこうという雪国的暮らし方だ。 翠がアチキの布団に入り込んできた。翠「醒めないうちに…

ドローイング691. 小説:小樽の翠615. 悦楽の極み状態

晃子「夜迄仕事だったぜ。この時間じゃ文さんのところしかやってないなぁ」もう暖簾を降ろそうとしている文さんの店に滑り込み。晃子「文さん、なんかつくってぇーーー」文「じゃ、いつもの余り物でこさえよう。今病院からの帰りね」晃子「コロナ流行ってん…

ドローイング690. 小説:小樽の翠614. 二度風呂か・・・

吹雪くというのは、寒波がきているからだ。それが小樽の毎日の天気。 でも吹雪くといっても突然晴れ間になったりする。そんな隙間をついて、レンタカーを借りてアチキは郊外の風景をスケッチしにゆく。それ自体がクリエイターの息抜き。寒風のなかでそんなこ…

ドローイング689. 小説:小樽の翠613. ナイスバディー

マサヒロ君の実家のアトリエで夕方からクロッキー教室がおこなわれる日だ。 今日もジェシーがモデルさん。通例外国人のモデルさんはボリューム感があって若くても横に広がっていて、まあ将来はオデブさん系かなという手合いが多い。しかしジェシーは身体が締…

ドローイング688. 小説:小樽の翠612. 良い種を仕込んだ話

小春「私の同級生のY子の話!・・・・」「うん!!、なにそのY子ってさぁー!??・・・」小春「彼女、妊娠したんだって・・・」「おおっ!、中学生で妊娠!!。それはでかしたじゃん!!」小春「そうよっ!。だってY子のママが学校へ来て先生と相談していたの」「それで…

ドローイング687. 小説:小樽の翠611. 女の人は種で男の人を選ぶ

小春「今日は現代国語の授業で初恋の授業だったの」「ツルゲーネフの初恋ですか?」小春「そう、それ。国語の女の先生は、自己犠牲の精神をテーマにしていたの」「自己犠牲!?、『あなたはいつも、わたしを愛しているとおっしゃるわね。そんならここまで、この…

ドローイング686. 小説:小樽の翠610. 本気の冬だ!

翠は、日勤だから既に病院へ出かけた。 今は、いつまでも布団にもっていたい寒さだ。空腹感が起きようとする気分にさせてくれる。翠がつくっておいたスープに火をいれる。今年の寒さは、アチキがこれまでに経験したことがない寒さだ。氷河期の始まり・・・。…