Creator's Blog,record of the designer's thinking

研究者の頭とクリエイターの感性で、書き、描き、撮り、制作しています

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Fieldwork738. 観光都市京都の返り咲き

夕方いつもの散歩に祇園界隈へ出かけた。いつもと違うのは外国人観光客の多さだ。京都って海外でそんなに人気があったのか!?。海外からの入国制限が撤廃されたので、ワクチン3回接写をしていればスルーで入国できる。 では感染が納まったかというと、この1週…

Fieldwork737. 伊東豊雄氏の建築 岐阜市立図書館・みんなの森

岐阜市役所の後ろに、建築家伊東豊雄氏の設計による「みんなの森・岐阜市立図書館」がある。 この建築の素晴らしいところは、それまでの建築の常識、或いは自明な考え方、ステレオタイプ化した発想、そうした常識をすべてひっくり返し、柔らかい頭脳と冴えた…

Fieldwork736. 京都・秋の日は釣瓶落とし

最初にお断りしておきます。11月にアップさせている京都の画像は、全て10月に撮影したものです。京都の紅葉は12月16日以降のブログでアップします。それは映像の撮影や編集に時間が必要だからという理由で予約投稿にしています。 さて10月、毎日ほぼ同じコー…

Fieldwork735. 京都 秋の光を探して

紅葉には、一ヶ月早い京都の街だ。それでもごく一部の葉が色づいた。今年は紅葉が少し早いのかもしれないと思わされるが、天気予報では例年並みの紅葉時期らしい。 そして海外からの渡航制限がなくなったから、円安の日本を訪れた外国人観光客を数多く見かけ…

Fieldwork734. TWI LIGHT IN KYOTO

10月初めの京都は、まだ夏の気候だった。ひとしきり雨が続くと一気に気候が変わった。それは冬の走りだった。そんな気候の狭間をぬってつかの間のトワイライトだった。 デジタル機材の特徴だが、光を捉えるラチチュードがフィルムと比べれば格段に狭い。だか…

ドローイング660. 小説:小樽の翠584. 幕間・コパカバーナホテルのプールサイドで

朝早くマニラのコパカバーナホテルのプールサイドでブログをつついていた。そんなときに考えた事を・・・。 直近の小説:小樽の翠では、イラストレータで描いたドローイングを多用した。デジタルだと量感や空間感を表現するのが難しそうだが、短時間で描ける…

ドローイング659. 小説:小樽の翠583. 女のリセット

今日も翠は夜勤。そして感染病棟勤務の晃子さんと夜中の休息タイム。晃子「うひっひっ!、今日はネタ大あり!」翠「どこで仕込んだのよ!!」晃子「小児科の耀子さんよ!!!」翠「あの勤勉家で将来看護師長を目指してる彼女!?」晃子「だってぇーあの人もう40歳じゃ…

ドローイング658. 小説:小樽の翠582. 大多数の予備軍

宴会の続き。ベーヤン「それじゃあ、どんな女がお勧め?」「多分だけど・・・、体育会系の女かなぁー」榊原「ほう!」「やっぱ身体の鍛え方が違うでしょう。そうなると全身筋肉だから、当然体内の筋肉も締まるはずですよ。多分レスリングの選手なんか腰が強い…

ドローイング657. 小説:小樽の翠581. 悦楽の極み

ベーヤンからメールが来た。建築家の榊原さんも一緒らしい。翠は、夜勤だし、オーセントホテルのラウンジで宴会か。ラウンジに上がると彼らは宴たけなわ。「のりがいいですねぇー!」ベーヤン「そりゃ、あの話で盛り上がっていたもん」「アチャー下ネタ!。ま…

ドローイング656. 小説:小樽の翠580. 小樽も秋だねぇー

リュウ君の話の続き「インポでフィリピーナの奥さんから失望されない?」リュウ君「あいつは、そんなことはどうでもよいことだって」「それはまた優れた見識だけど、どうして?」リュウ君「多分、彼女は苦労人なんだよ。両親が早く死んじゃったし、それで親戚…

ドローイング655. 小説:小樽の翠579. リュウ君とボブさん

毎月リュウ君は、小樽の病院へインポの治療にやってくる。といっても最近はED薬なんかをもらいに来る。そして帰りにアチキに午後のお茶を誘ってくる。リュウ君「毎月、同じ外国人と診察待合で一緒になるんだよ」「外国人が小樽へ!」リュウ君「ボブさんとい…

ドローイング654. 小説:小樽の翠578. 発情期の熊!

晃子さんも、昨日は札幌の彼氏のところへ直行して小樽に戻ってきた。つかの間の休日だった。これからまたまた病院勤務だ。シャバの飯が食べられないかもしれない。文さんのところによってから夜勤にゆこう。晃子「これから病院泊まり込みだよーーん。その前…

ドローイング653. 小説:小樽の翠577. 紐パン

定点観測だ。いつも同じ時間に同じ場所から港の風景を描く。毎日続けているわけではないが、時折午後3時の定点スケッチが習慣になっている。そして放課後地獄坂を通ると、小春がやってきた。「ユウ君のインポはなおったのかい?」小春「もち!、三日後に回復…

ドローイング652. 小説:小樽の翠576. 文さんの店で

感染者も減ってきたので、晃子さんの病院泊まりも解放された。晃子「翠ーー、文さんの店でビーフの燻製を食べに行こうよぉー」病院の看護から解放されて文さんの店へ繰り出す。・・・晃子「あら、今日は健さんは?」文「冬が来る前に馬喰の仕事をしておかな…

ドローイング651. 小説:小樽の翠575. お帰りの挨拶

秋の夕方日課のようにナンタルのマックで珈琲をしていると、また美希姉ちゃんがやってきた。時々実家に里帰りするようだ。といって札幌まで30分の距離だから。美希「いつも、ここにいるねぇー」「日課だよ。家に帰る前に一杯の珈琲。札幌じゃどんなん?」美希…

ドローイング650. 小説:小樽の翠574. 歌子の告白

今日も夜の看護師達のナースステーション翠「今日も夜勤だ」晃子「私24時間勤務。もうじき病院泊まりから解放されるかなぁー」翠「解放されたら、文さんの店でビーフの燻製を食べにゆこうよ」晃子「賛成。ところでこの間の台風の時の話の続きが聞きたい。歌…

Fieldwork734. mySOSを発したい気分だ!

2022年9月25日、日本への帰国になると入国の検疫書類を準備をしなければならない。 前回来訪のように、現地のPCR検査病院を探し(日本人向け案内されているのはマニラ市内だけ)、マロロスまでトライシクルで1時間の道のりを行き、そして検査を受け、翌日検査…

Fieldwoork733.  ホテルを自分の家のように使う

コパカバーナホテルの特徴は、キッチンがついたダイニングルームと寝室があることだ。キッチンにはヒーター、冷蔵庫、鍋釜食器もあり、安い時期だと3,000円/泊位で泊まれる。ホテルで料理を作るために、今回も叔母さんがついてきた。食材はダンパマーケット…

Fieldwork732. モール・オブ・アジアのリサーチ

アジア最大のモール、オブ・アジア(注)に向かう車窓からみたマニラ新都心のビル群。やはりアメリカのコピーだと思ってみていた。多分アメリカの設計事務所の仕事なのだろう。遠目には良いが近めには雑なアメリカ建築だ。 今日は、NIKKAのパスポートの再申請…

Fieldwork731. 再びDAMPA MARCKET

マニラのコパカバーナホテルに3泊して日本に帰る。 このホテルの特徴は、お金を使わずに時間がすごせるプールがあり、プールサイドにパソコンを持ち込んで半日過ごすビジターがいたりする。 今日は、カリフォルニアからきたというアメリカ人が、軽蔑の見下…

Fieldwork730. Bulakan Marcket4.

朝は6時頃眼が覚める。表に出て空を見あげる。うろこ雲、積乱雲、そして雲がなくなる頃には暑い。気温30°、湿度76%。 ブラカン市場も4回目。今回は広角から標準ズームレンズに替えて市場の人間を主に撮影しようと試みた。私と下僕が出かけたのはお昼過ぎ。…

Fieldwork729. ブラカンの街のランブリングウォーク

今日は日本へのお土産を買いに、ブラカンの地元スーパーのピュアゴールドへ出かけた。帰りに80ペソのピザを買い、ブラカンの街のランブリングウォークだった。ただそれだけの事である。後はビデオの編集でカバー。 使いにくいDJIPOCKET2が、こうした散歩に…

Fieldwork728. Bulakan Marcket3. 駆け足で回る

今日のブラカンは、一日中雨が断続的に降り続く。いまは雨期だから、それは当然。それでも日が射して暑いよりは、ほんの少しだけ良いか・・・。 小学生の頃の記憶だが、田舎に預けられた夏休みの間に、台風などで一日中雨が続く日があった。外に出られない…

Fieldwork727. Bulakan Adoration Chapal

ストレンジャーにとってブラカンの見所は2カ所。1つは市場、そしてもう一つは、Bulakan Adoration Chapalである。日曜日、この土地の暑い気候を配慮し、夕方から行われるチャペルに出かけた。私は、この独自の個性あるスタイルの教会は絶対に古いぞ!、と…

Fieldwork726. Summer camp

ブラカンも蒸し暑い夏が続き、それは人間のあらゆる意欲を減退させる。つまり夏の疲れが蓄積してきた。 そんな暑さのピークの昼下がり、NIKKAの発案で気分転換にウォーターレジヤーパークへオーバーステイすることにした。ブラカンからは24km郊外にあるCari…

Fieldwork725. Myvin 6th birthday.2022.09.15

2022年9月15日に、ブラカンのMyvinの6歳の誕生日に、NIKKAに連れられて私はでかけた。子供の誕生日をなによりも大切にするというフィリビンの風習だ。 Myvinの目が神の子のように綺麗だ。フィリピンの未来をしょっていってくれ!、そう思いながら私は、控え…

Fieldwoek724. Bulacan Marcket続き

ブラカンの見所といったらブラカン教会と公設市場しかない。 それが何処にでもあるフィリピンの地方都市の姿だ。ここはリゾートではないから、もちろん観光ブックに載せる程でもない。いやリゾートに出かけてもホテルぐらいしかないのだから、ブラカンと大…

Fieldwork723. Bulakan公設市場

フィリピンに来ると私は語学の不勉強を痛感する。ここはタガログ語に公用語がフィリピン英語だ。だからトランスレーターやスマホの会話アプリが必携だ。昔覚えた英語のセンテンスを思いだしつつなんとか・・・。まあ日常生活は、中学英語で十分なのだが。 …

Fieldwork722. スーパーへ

滞在も長引くと手もち円を両替したり、スーパーへ出かけて食材調達の必要がある。 Googleで検索するとブラカンに両替所は検索できないが、実は街内にいくつも両替所があるあたりは、国民の1割が海外へ出稼ぎに出かけてゆくこの国の事情を反映している。両替…

Fieldwork721. BARAGTAS MARCKETへ

バラグタスのマーケットは生鮮品の市場に、日用生活品のスーバーが併設されている。だからこのあたりでは、一番大きな市場であり、周辺にはファーストフードが立ち並ぶ。 2階の生活用品市場に行くと衣類を始めあらゆるモノが揃っている。そう書けば聞こえが…