Creator's Blog,record of the designer's thinking

研究者の頭とクリエイターの感性で、書き、描き、撮り、制作しています

drawing

エッセイ962.女性のヌードを描けば、物語がにじみ出た。追記

過去ログから-小説:小樽の翠290.明菜さんがモデルだ(2021年1月8日) 過去ログから-小説小樽の翠465.本能的な健康印(2021年11月8日) 60代の初め、私は再びデッサンを始めた。とはいえ美大受験を控えた青年ではないから、石膏像や果物にはまるで食欲がわかない…

エッセイ961.まず脱がせてから描く話

ドローイング196.ラスターデータとベクターデータ-2019年9月30日 ドローイング262.小説:小樽の翠193.ペーヤンの朗報!? コロナ禍で外出自粛が合言葉となった頃、私は家に籠もり、ブログ小説「小樽の翠」を書いていた。挿絵も自作だ。若い頃に美術研究所でデッ…

ドローイング1018.小説:小樽の翠922.最終回 翠の妊娠

翠「今日は海へ散歩にゆこうか?」「OK。今頃は引き潮かな!」。今日は翠も休みだ。平日に休みをとるのが習慣化している我が家である。・・・翠「アチキが小樽にきたのが2020年1月10日だった」。「よく覚えているね」。翠「だって忘れられない記憶だよ。だって…

ドローイング1017.小説:小樽の翠921. 3人姉妹が同時に妊娠報告

ナンタルの駅から実家に向かう美希姉ちゃんは、少し先をあるく心春の姿を見つけた。美希「小春ー・・・」。小春「なんで今頃美希姉ちゃんが小樽にいるんだろう。あのねえ私妊娠したからね。翠さんの病院で検査してもらったの」。美希「何!、小春も妊娠したの…

ドローイング1016.小説:小樽の翠920. 小春も妊娠した

夕方近く入船町の生協で心春にあった。小春「今日翠さん病院にいるかなぁー?」。「日勤だから今いるよ。なんで?・・・」。小春「もう二ヶ月生理が来ないんだ。それで翠さんところに相談ゆこうと思ってさ」。「ならば翠にメールをいれておこう」。そういって…

ドローイング1014.小説:小樽の翠918. 明菜姉ちゃんも妊娠した

明菜姉ちゃんは彼氏の両親公認の主婦だから、彼氏の家で朝ご飯をつくっている。鮭と卵と納豆とご飯。タンパク質たっぷりの朝食だ。大学の試験が終わったので自動的に夏休みだ。明菜「あのねぇー・・・、私!、妊娠した!!」。彼氏「はあっ、!????・・・」。明…

ドローイング1013.小説:小樽の翠917. 搾乳ではなく搾精・・・

青森のリュウ君が、インポの治療で深夜のフェリーで小樽にやってきた。診療が終わりアチキと昼飯をたべようといういつものお誘い。わざわざ小樽まで来たんだから、飯ぐらいつきあわなきゃ友達がすたる。リュウ君「フィリピンの嫁が2人目の子供が欲しいといっ…

ドローイング1012.小説:小樽の翠916. 美希姉ちゃんの妊娠、追記:ChatGPTとの対話から

美希姉ちゃんと直人君の札幌のアパート。直人君は大学の前期試験の頃で、そのあとは夏休みだ。今日は美希姉ちゃんがビデオロケの仕事を休んで産科のクリニックにいってた。美希「あのねえ直人、最近生理が来ないので今日産婦人科のクリニックにいったの。そ…

ドローイング1011.小説:小樽の翠915. おめでたのおやつタイム

翠は夜勤だ。深夜のナースステーションのおやつタイムには、ハワイからきたエマさんと芽依さんに晃子さんがやってきた。晃子「今日は、おめでたのおやつタイムだよーーん。というのもエマが妊娠したでしょ。そして芽依も妊娠したもんね」。翠「あら、そのい…

ドローイング1010.小説:小樽の翠914.玲香ねえちゃんは二個目!

昨夜名古屋の大学から戻ってきた。そんな三日間の超集中仕事の余波か、夕べは熟睡。起きた頃には昼をすぎていた。テーブルの上には、生協で揃えてほしい食材のメモがある。雲丹、ホッキ貝、ホタテか・・。この季節の味覚だな。それにジョナゴールドとある。…

ドローイング1009.小説:小樽の翠913. 車中で一太郎君と一緒になる

アチキも名古屋の仕事を終えて翠が待つ小樽に戻る途中だ。少し早い電車に乗ったから札幌から帰りの通勤客が沢山乗り込んできた。そして偶然ツカモッチャン家の一太郎兄ちゃんと鉢合わせした。「おや、相変わらず車のコンセプトデザインに没頭しているかなぁ…

ドローイング1007.小説:小樽の翠911.文さんの妊娠

文さんの居酒屋もいつも通りの日々が続いている。最近健さんもフィールドの仕事が少なくなったから、今日は燻製をつくって帰るといっていた。店が閉じた頃、健さんが燻製の包みとともに帰ってきた。文「一寸でもいないとさびしいよ・・・」。健さん「おおっ…

ドローイング1006.小説:小樽の翠910.コウさんの二人目

コウさんのところも絶倫系の服部君がいるから、子供を寝かしつけると夜の大人ライフだ。今日も服部君が甲賀の里の媚薬入りワインを口移しで飲ませながら、コウさんのポテンシャルを高めてゆく。コウさん「ああっーん、興奮しちゃうよ」。服部君「いいさ、い…

ドローイング1005.小説:小樽の翠909.精子君、おいで

美希姉ちゃんと直人君の札幌のアパートの夜。美希「最近子宮が赤ちゃんを欲しがっている感じがするんだよ」。直人「あら!、もうつくっちゃうの?」美希「うん、だってさあ赤ちゃんできたら実家にいって子育てができるじゃん。直人は大学を頑張って卒業して、…

ドローイング1004.小説:小樽の翠908.人工授精

リュウ君は、毎月週の中頃になると精力減退の治療で小樽にやってくる。昼飯を食べようとお誘いのメールがアチキの手元に来る。早速ナンタルのいつものレストランで待ち合わせた。「おっ、元気だねぇー」。リュウ君「元気なんてものじゃないんですよ・・・」…

ドローイング1003.小説:小樽の翠907.ベッドモーニング

明菜姉ちゃんも彼氏と一緒に市芸のグラフィックデザイン科に通っている。もちろん課題はコンピュータが圧倒的に多い。毎週沢山の課題を抱えて夜遅くまで忙しい。だから土曜日までに課題を頑張って片付け。日曜日だけは彼氏の家で完璧に休もうと決めている。…

ドローイング1002.小説:小樽の翠906.女の技

コウさんと服部君の家も、子供を寝かしつけたら夫婦の時間になる。ワインを飲みつつやることはただ一つ。コウさん「さあ、二人目のベイビーをゆこうよ!」。服部君「もうですかぁー」。コウさん「年子の方が育てやすいジャン」。そういってほろ酔いの服部君を…

ドローイング1001.小説:小樽の翠905.なぜか忙しい深夜の産科病棟

今日、翠は夜勤だ。深夜のおやつタイムに救急外来の晃子さんと産科のトシさんがやってきた。トシ「ああっ、夕飯食べそびれた。食べ物ある?。」翠「クッキーならあるよ」。トシ「ちょうだい。おおっ、これで朝までもたせよう」。晃子「産科はなぜか今、忙しい…

ドローイング1000.小説:小樽の翠904.海風が吹く頃

ナンタルの文さんの居酒屋でも、今日は健さんがフィールドから戻ってくる。春から初夏になると博労の仕事も暇になり、牛の種付けや農家の相談事にのっているのだろう。もちろん牛の燻製を沢山つくって。深夜店を閉める頃になると軽トラックが止まる音がして…

ドローイング999.小説:小樽の翠903.ベーヤンの和恵さんが妊娠した

夕方も早い時間に、札幌のベーヤンから少しだけ飲もうよとメールがあった。きっとCFの撮影も早く終わったのだろう。そういえば小樽も随分と陽が長くなった。・・・ オーセントホテルのラウンジにゆくと、べーヤンが一人ポツネンとジンを飲んでいる。今日はい…

ドローイング998.小説:小樽の翠902.女盛り

6月にもなると毎週仕事場の名古屋と小樽の間を定期的に通勤移動する日々が続く。アチキも今日は仕事を終えて夜小樽に戻る。家に近づくと、ドアが開いて灯りが外に飛び出す。すると翠が「おかえり!」と元気な顔をみせた。翠「だって、足音でわかるもん、あっ…

ドローイング997.小説:小樽の翠902.幕間

トップ画像は、このシリーズの過去画像を引用した。900回も続くと引用できるストックができる。引用画像は私が撮影した写真をみて描いた。こんな写実的な風景画もこのシリーズでは大変少ない。良くも悪くも私が写実的に描けば、こうなりますという見本でしょ…

ドローイング996.小説:小樽の翠901.指圧の心

ユウ君の家も、今はシングルのママが東京へしばらく出張しているから、小春に家事を任されている。つまりママは心春達が春休みの頃を狙って出張に出かけた。女の子がいると便利だねぇー、といって。小春「ママ、キャリアウーマンねぇー」。ユウ君「生命保険…

ドローイング995.小説:小樽の翠900.夏の計画

美希ねえちゃんと直人君のアパートは、除雪されているから雪はほとんど残っていない。だが寒い事に変わりはない。夕方美希姉ちゃんが沢山の袋を抱えて仕事場から帰ってきた。春休みだから直人君はマックで映像編集の勉強に没頭している。美希姉ちゃんが浴室…

ドローイング994.小説:小樽の翠899.モールス信号

看護師のコウさんのところも、子供が歩けるようになった。そんな生活でやりたくなったら子供の玩具の懐中電灯で服部君にモールス信号だ。"・・・ ・ -・・-"「S・E・X」きっとこんなサインなら子供が大きくなってからでもつかえそうだ。するとコウさんは子…

ドローイング993.小説:小樽の翠898.熟れすぎた果実

3月の小樽、翠は夜勤で真夜中のお茶タイム。今日は、去年の4月に配属された新人看護師の蘭さんが救急外来にいる。臭いを嗅ぎつけて同僚の晃子さんと一緒にやってきた。この頃になると新人看護師も病院の仕事になれて夜勤もいとわない。蘭さんが恐る恐る「お…

ドローイング992.小説:小樽の翠897.店開きだ

文さんの店でも博労の健さんが帰ってきたのでどこかウキウキした空気だ。文さんがキッチンで調理をしていると健さんが起きてきて・・・健さん「文ーー!」そういって健さんが文さんを腰迄の高さの和箪笥にすえて浴衣の前を開いて足を持ち上げ・・・文「あらあ…

ドローイング991.小説:小樽の翠896.時には母のない子のように・・・

明奈姉ちゃんと彼氏は札幌の市芸に通学している。年度末試験の結果がまだだ。彼氏「座学の科目で落ちかけているのがあるんだ。第2外国語のフランス語。試験はどうなるかなぁー?、もし明菜と進級できなかったらどうしよう?」。明菜「こんな時って不安ばかりだ…

ドローイング990.小説:小樽の翠895.ショータイム

翠「はぁーーっ、アチキ、撃ってぇーー」そういって翠の爪が背中に食い込む。翠の骨盤がふるえだし、待ち構えている。子宮口に切っ先をおもぃっきりあてて撃ち放つ。子宮が痙攣して精子を吸い込む。二つの骨盤が一緒になって律動し、やがてはてた。・・・ペ…

ドローイング989小説:小樽の翠894.少し暖かい風

文さんの店の周りにも残雪が黒く山になっている。小樽の一番醜い季節だ。だが文さんにとっては待望の冬の終わりだ。もう一ヶ月以上帰ってこなかった博労の健さんの仕事も終わりに近いからだ。深夜店のドアが開く。健さん「文ーーーー!!!!、帰ったぞー・・・・…