Creator's Blog,record of the designer's thinking

研究者の頭とクリエイターの感性で、書き、描き、撮り、制作しています

2022-01-01から1年間の記事一覧

FCieldwork753. KYOTO BOTANICAL GARDEN/火恋し紅葉庭

「火恋し」は朝晩の冷え込みで、炬燵をたてるほどではないが身近に小さな火桶が欲しくなるとする晩秋の季語だ。そう、このブログを書いている11月は火恋しの頃だ。 そしてアップさせるのは大晦日の今年最後のブログである。ついにこの1年間、毎日書き続ける…

Fieldwork752. 暮れの秋

この撮影をしたのが12月14日。赤穂浪士が吉良邸に討ち入りをはたした日である。京都は、もちろん縁がある。大石内蔵助が通った「万屋」(関東の本では一力とかかれてある)の赤い壁が祇園の街にはえている。多分多少の行事はしているだろうが、私は感心すらわ…

Fieldwork751. 社叢・糾の杜

糾の杜の紅葉は、市中のそれよりは少し遅かったと記憶している。だから少し早かった。それでもここは自然林だし世界文化遺産の杜だ。このあたりが京都人の好きなところだ。 もちろん糾の杜は広いし、三脚など気遣いなくたてられじっくり撮影できる。そうした…

Fieldwork750. Noe best time to see fall color in KOUDAIZI-TEMPLE

高台寺は、紅葉の時期にほぼ毎年訪れている。その理由は、京都人お勧めの場所というよりも、家から歩いてゆけるからなのだが。 紅葉名所といえば京都市内では、真っ先に永観堂の名前があげられるが、銀閣寺道から哲学の道を南下するのが面倒だし、人出も多い…

Fieldwork749. 万松院殿の小庵 4K

吉村順三、槇文彦さんに共通するのは、プロポーションの良い建築を設計する建築家である。そんな建築家達のデザインのヒントをくれるのが茶室だ。 そのヒントの最たる要素の一つは、階高を低く抑える事。例えば茶室のようにである。 建築基準法では最低の居…

Fieldwork748. 冬紅葉 霊山観音

冬紅葉というぐらいだから紅葉の散り際だ。 今年は、早めに紅葉の撮影に出かけた。他方で見頃を過ぎた散り紅葉を撮りたい。多分街より少し標高を上げれば散り紅葉に出会えると考えた。ならば霊山観音だ。観光客とは逆の方向へ坂道を上がり続けた。調度この日…

Fieldwork747. 色葉散る祇園建仁寺青い風

このレンズなら綺麗に撮れるだろう。マクロ・プラナー100mm/F2.0で撮影してみた。ボディに対してアンバランスな大きさが悩ましい。このレンズの冷たい発色を活かし映像には青味を加算した。 α6600では焦点距離が150mmになるので長焦点マクロだ。従って三脚が…

Fieldwork746. 庭紅葉

11月10日は、5回目のオミクロン株対応ワクチンの接種だった。一昨日申し込んだら即予約が取れた。そんなわけで午後から岡崎のみやこメッセで集団接種。展示会場だから開場は大きい。椅子が少なくとも500席以上並べられているが、接種者はその1列にも満たない…

Fieldwork745. 名木紅葉(なきのもみじ)

名木紅葉(なきのもみじ)、という言葉が目についた。Weblio辞書によれば、「紅葉の美しい木を一括していう言葉」とある。紅葉を表す言葉も手垢がついたように使いつくされているので、使いたくない。そこでこの言葉に少し気がひかれた。 それはともかく、今日…

Fieldwork744. FIRST AUTUMN LEAVES

11月6日、京都市内は紅葉が始まりだしていた。例年より少し早いのではないか?。京都市観光情報のWEBサイトを開くと、盛りは比叡山、山間部だから当然。平野部は3分咲きがいいところ。なら桜は紅葉が早いから、足慣らしに市内の円山公園を冷やかそうか・・・…

Fieldwork743. Photoshopで操作的に表現してみた

今年の冬、積丹半島と小樽で撮影したフィルムで撮影した画像をphotoshopでいじっていた。トップの画像以外はPhotoshopで空を置き換えてしまった。解像度が高いので画面を横一杯に広げると全体が見える。 実はphotoshopの最新機能を無視していたが、これは少…

Fieldwork742.  京都人の日常

11月は京都の伝統行事であるお火焚祭がある。京都観光情報の公式サイトから引用しよう。「・・・お火焚きは江戸時代から人々に親しまれてきた冬の火祭です。秋の実りに感謝し、厄除けを祈願するもので、その起源には諸説ありますが、宮中行事である新嘗祭に…

Fieldwork741. 秋澄む頃・京都

WEBの定説を引用しよう。「秋澄むは、俳句の秋の季語であり、秋の澄んだ大気のことをいう。この時期大陸上空に乾燥した冷たい空気が流れ込むため、遠くまで澄み渡る。ランドスケープだけでなく、音も澄んでいるように響くように感じられる」 日本の仕事は年…

Fieldwork740. 伏見・小春日和

小春日和は10月の季語である。春のように暖かい秋の天気の事をいう。そんな伏見の街を撮り下ろして、裸婦をデッサンするためにクロッキー教室へ出かけた。 今回はジンバルを外して手持ち撮影。こちらのほうがアングルが自由に切り取れる。ただし手ぶれがある…

Fieldwork739. 秋の暮・京都

紅葉の時期に撮りだめた京都のランドスケープをまとめてアップしよう。先ずは、いつもの散歩道から・・・。 いつもと違うのは、日没の時間が早くなってきた。清水さんの見晴台に上がる頃には陽は山の後ろだ。 紅葉するのに、まだ3週間ほど早い京都。もちろん…

ドローイング676. 小説:小樽の翠600. 幕間 私の旅のために書く

冬になると籠もって挿絵のイラストを描いているのが感染が流行っているときは心地よい。私のデスクの上には、いつも絵具が出しっぱなしであり、筆洗には水が張ってある。いつでも描けるようにだ。 だが果たして今年はそんな時間があるだろうか。というのも先…

ドローイング675. 小説:小樽の翠599. 餅代

さて師走は先生も走り出すといぐらいだから忙しいはずだが・・・。特に仕事が増えるわけでもないのに何故忙しいのか。多分忘年会と大掃除が忙しさの原因だ。そんなわけで気分の問題の師走だ。最終便の飛行機で仕事場に向かう。日が短いから外はムーンナイト…

ドローイング674. 小説:小樽の翠598. 冬暮らしの始まり

時期からすれば山は雪だろう。レンタカーで山のスケッチにでかける。半日そんなことをして街へ戻ってきた。寒さに慣れない身体は冷えこんでいる。寒い環境にいるだけで身体は体温維持で疲れてしまう。だから家に帰り布団に籠もって寝てしまった。・・・玄関…

ドローイング673. 小説:小樽の翠597. ストレッチ

さてリュウ君を見送って家に帰る。家に帰ると、翠は帰宅していた。次第に暖房が効いてくると、凍ったボディが溶けてゆくようだ。・・・暖房が効いた2階の布団にゆくと、湯上がりの翠がストレッチをしている。バスタオルからはみ出した足裁きをみていると、…

ドローイング672. 小説:小樽の翠596. ピュアな女

リュウ君の話の続き「ED薬をもらいに来るということは上さんともラブラブなんだ・・・」リュウ君「うん、フィリピーナは一度結婚すると余程の事がない限り旦那を死ぬまで愛するんだよ・・・」「じゃあ結婚しないとセックスもさせないんだ・・・」リュウ君「…

ドローイング671. 小説:小樽の翠595. 新雪の風景

急告! gooのアドバイスに従っていたら、15年間のブログが全て消えた可能性があります。もちろんフォロワーのリンクも消えます。しばらく復旧作業にとりかかりますが、どれだけ回復できるかは未知数です。もし突然私のブログが読めなくなったら、このためかと…

ドローイング670. 小説:小樽の翠594. 冬の定番コース

夜は房ちゃんの店でステーキと紹興酒だった!。火照った身体も、店の外に出ると冷たい空気にさらされる。「冬かぁーー・・・。家も冷えているだろう・・・」人気のない家に帰ると冷えているから、先ずストーブ、それからお風呂を沸かす。そんな季節になってき…

ドローイング669. 小説:小樽の翠593. 女盛り

遅い昼を食べて元気も回復する。翠「夕方の海岸でも散歩しようよ!」午後も遅くになると少し晴れ間がのぞいている。一日中家に籠もっているのも不健康だ。翠と海岸沿いのストリートを歩きながら手宮の先の漁港あたりまでゆく。もう冬の海だ!。風は冷たい。翠…

ドローイング668. 小説:小樽の翠592. 静かな前戯

静かな冬の始まりの朝だ。布団の暖かさから抜け出せない。翠は準夜勤で夜半に帰ってから、そのまま寝てしまった。天気は悪いから、いつまで経っても日が射さない。お互いの体温を分け与えるように抱き合って寝ている。翠「アチキー、寒いから入れて」入れて…

ドローイング667. 小説:小樽の翠591. 小春のモデルチェンジ

地獄坂で定点スケッチを終えて坂道を下れば、小春がいる。「オッス!」小春「叔父さん私、太っちゃったよ。なんか腰の回りが大きくなってない?」そういって小春はスカートとをまくり上げて腰回りを見せてくれた。「オヨヨ!、ダメだよ。私が怪しい叔父さんに見…

ドローイング666. 小説:小樽の翠590. クリエイション

翠の病院では、時折大学の先生を招いて研修会がある。今日は、大学の先生には見られないナロナロとした出で立ちで少しぶっ飛んでいる脳科学の若い女性研究者だ。そのナロナロした先生の今日の世話係が翠だった。・・・ 講義が終わり、翠が先生を見送りがてら…

ドローイング665. 小説:小樽の翠589. 芽依さんのお泊まりデート

翠は、今日も日勤が続く。感染慣れというのか、機材も人々の心も余力が出てきたのだろうか。そんなわけで仕事上がりに化粧室に行くと、看護師の芽依さんが化粧に余念がなかった。翠「デートだぁー」芽依「あったりー・・・、これから札幌でお泊まりデート!!…

ドローイング664. 小説:小樽の翠588. 超恥ずかしいさぁー!

夕方翠が帰り支度をして給湯室でお茶していると、同僚の結菜さんがやってきた。結菜「これから出勤ですぅー」翠「救急は深夜勤務が大変だねぃー」結菜「深夜は急病に交通事故に、その他で忙しいよ」翠「なにその他って?」結菜「いっちゃおうかな!。この間ね…

ドローイング663. 小説:小樽の翠587. ジェシー

今晩は、マサヒロ君の実家でクロッキー教室だった。 出かけたら外国人のモデルさんだった。少し細身で綺麗な裸体だ。 帰りしなにマサヒロ君から「モデルさんは道がわからないから小樽駅まで送っていってよ」といわれていた。 少しジャパネスクみたいな個性的…

ドローイング662. 小説:小樽の翠586. メスティーサ

忘年会は続く。ペーヤン「フィリピンにも美人の一群が歴史的に存在するという話は聞いたことがある」榊原「メスティーサといいます。まあスペイン人とフィリピーナとの混血児といったらよいか。それでスペイン人の血が色濃く残っている人種ですよね。今でも…