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エッセイ1027.受信料で作られる“非科学的ショー”――NHK地震報道

NHK午後6時のニュースの画面(2025年11月25日)

NHK地震報道を見るたびに思う。
これ、本当に“公共放送”の仕事なのか?
「科学的態度」より「とりあえず不安を煽る」が優先されているようにしか見えない。

2025年11月25日18時01分。
熊本県阿蘇カルデラ付近で M5.7、最大震度5強の地震
震源地は内陸直下だから当たり前の話だが津波ゼロ。

詳しくいうとアムールプレート内の浅い地震だ。
ここまでは第一報で直ぐにわかる理解。

高校の地学基礎レベルの話し。

なのに NHK は何をしたか?

—— “データゼロの状態で東大地震研の教授を強制召喚” である。

教授は明らかに
「え、今の段階で何を言えと?」
といいそうな声。
だがアナウンサーは、“素人の無知を自覚しないタイプ”特有の、
的外れな“心理的拷問インタビュー” を続ける。

もはや茶番というより 学問への侮辱 に近い。

その間も、
専門家謝金は「受信料」からきっちり支払われる。
国民の財布が、
NHKの中身のない“地震実況バラエティ番組” に使われていく。


阿蘇山との関連

阿蘇山の噴火と関係はあるか?

そこでJVDNのサイト を見れば、
火山性微動ゼロ。
噴火兆候なし。
“現時点で無関係”は科学的な初歩だ。

NHKの質問は、
「雨が降ったのは宇宙人の影響ですか?」
と同じレベル。

科学を扱う資格がない公共放送だ。


● WEBで調べればすぐにでも分かることを、NHKは永遠に分からない

阿蘇カルデラ北部は「地震の常連」。
1917年にも、2016年にも群発地震が起きている。
カルデラ形成で生まれた複雑な断層帯だから当然。

私は18時台だけで以下を把握した:

余震もすでに12回。

つまり——
NHK地震報道 1 時間分より、WEB の 10分りほうが圧倒的に情報が濃い。

NHKに残っているのは、
権威の看板と、
巨大組織の惰性と、
受信料の徴収装置だけだ。


NHKの本質:情報提供ではなく非科学ショーという「儀式」

NHK地震報道は、もはや情報ではなく“儀式”だ。

  • 専門家を無意味に召喚

  • アナウンサーが素人質問(高校生以下の質問)を専門家に連射

  • 科学的な答えを拒否して「不安の共有」を続ける

  • 結局何も言えていないのに番組だけ進む

宗教的プロトコルに近い。

そしてこの儀式の費用は、
国民の受信料

科学的態度ゼロ、
学問理解ゼロ、
情報処理能力ゼロ。

これが「日本の公共放送」の正体。

● 最後に残った現実

午後7時30分の気象庁会見。
淡々と、冷静に、
必要な情報だけが述べられる。

——NHKニュースの1時間は、一瞬で上書きされた。

(出典:NHK TV午後6時のNHKニュース)