
雑用続きで気分が上がらないところへ、FaceBookからまた詐欺師がやってきた。
今回は「同じ京都に住んでいます」という、妙に距離を詰めてくる手口だ。
名前は安藤仁美。どうせ名簿の先頭から拾ったような偽名だろう。
プロフィールを開いて、すぐに分かる。
投稿ゼロ、友達は一人。
しかもその一人が、こちらの知人だ。
なるほど、写真をコピーして貼り付けただけの、薄っぺらい舞台装置である。
一応、「どんな分野のお知り合いですか?」と投げてみたが、当然返答はない。
設定だけ作って、中身は空っぽ。
最近の詐欺は、もう少し手間をかけるものだと思っていたが、ずいぶん雑だ。
出身高校も、京都市内の男女共学の私立高校。
その程度の下調べだけはしているらしい。
逆に言えば、それ以上は何も知らないということだ。
そもそも、なぜ私に接触してきたのか。
そこが一番の謎である。
チャットには、その理由すら書かれていない。
少し遊んでやってもいいが、こちらはその気分でもない。
翌日、案の定LINEへの誘導が来た。
ここで終了。グッドバイ。
やる気のない詐欺師だったな。