Creator's Blog,record of the designer's thinking

研究者の頭とクリエイターの感性で、書き、描き、撮り、制作しています

エッセイ1270.猛暑の木之本、かき氷二杯

北国街道木之本宿お地蔵さん大縁日(2026年8月24日)

北国街道木之本宿お地蔵さん大縁日(2026年8月24日)

編集後記2

二日目は、北国街道・木之本宿のお地蔵さんの大縁日へ向かう。

ホテルのチェックアウトが10時というのが難点だ。

この時間に出て行くと、現地到着は正午過ぎ。
つまり、一番暑い時間帯に撮影しなければならない。

日本のホテルは、猛暑の時間帯に向けて人々を送り出す。

あれ、なんとかならんのかいな。

金山から東海道線を乗り継いで、木之本へ向かう。

案の定、猛暑の木之本だ。

こんな時間帯にやってくる人間など、あろうはずがない。

駅の出口に現地案内の人がいるのはありがたい。

「23日は大縁日で、夜になると灯りがともって……」

ええっ。
もう終わった話を聞かされてもなあ。

それ、自慢話にしか聞こえへんやん。

こういう町へ来ると、昼飯も悩ましい。

鰻屋が一軒ある。
しかし、そこまで空腹は持ちそうにない。

駅前の喫茶店で、牛すじカレーだな。

さて、撮影。

お地蔵さんと縁日しかない。

被写体に欠けるか。

午後2時の太陽は、痛いぐらいに暑い。
猛暑日なのだろう。

しかも、こんな日に限って帽子を家に忘れてきた。

たまらず椅子のある店へ逃げ込み、かき氷。

生き返る。

おっ、名古屋からチンドン屋がやってきた。

これは撮ろう。

一時間撮影しては、また同じ店へ戻って、かき氷。

かき氷は身体の体温を下げるのだから、猛暑対策にはかなり効果的ではないか。

少なくとも、今日はそう信じることにする。

午後3時を過ぎると、日射しが少し弱まってきた。

もう少し撮影したい。

しかし――被写体は、これ以上あらへん。

京都へ帰ろう。

木之本から京都まで、乗り換えなしなのがありがたい。

車内では熟睡。

京都に着く頃に目が覚めた。

なんだか身体が回復した気がする。

ようやく夕飯でも食べようか、という気分になった。

暑かった。

結局、それが一番強く記憶に残った、撮影二日目だった。